⑤ NLPの原理原則「NLPの前提」

2017/12/21

NLPにはそれを習得し、実践するにあたりとても便利な前提というものがある。

これはNLPの基本理念であり原理原則だ。

NLPには、理解しておくと便利な「前提」がある。

NLPには、理解しておくと便利な「前提」がある。

 

①相手の世界モデルを尊重する。

私たちは、視覚、聴覚、体感覚(触覚、嗅覚、味覚、運動感覚)を通して、外部の情報を脳の中に取り入れ出来事に言葉で意味づけをして、神経細胞の中に記憶している。

しかし、同じ出来事を体験しても人それぞれ、意味づけは異なる。

それは、各自が持つフィルターが違うからだ。

そのため、それぞれ異なる世界観を構築し、その中で生きている。自分の世界観を他人に押し付けたり、自分の世界観で相手を理解してはいけない。

常に相手の世界モデルを尊重し、理解に努めることが重要だ。

 

②相手の行動をよく観察(キャリブレート)する。
その人に関する最も重要な情報は、その人の行動から得られる。

相手の感情や、思考は、言葉よりも態度や行動に現れる。

それをよく観察することで、相手の「こころ」にある隠された意図や、無意識にある情報を汲み取ることができる。

それは、隠されているものの場合もあるし、本人が意図していない情報、言語化できない感情といった重要な情報を多く含んでいる。

カウンセラーはそれを読み取り、「こころ」の変化に気がつくことが必要だ。

 

③人は、持てる限りのリソース(能力、資源、スキル)を使ってベストを尽くしている。
行動は環境や状況に適応するための調整であり、今とっている行動はとりうる最善の選択である。
全ての行動に、肯定的な意図がある。

人間の行動は常に、自分の置かれている状況に適応するために行われている。

それが本人にとって一見マイナスな行動であっても、無意識の中では最善の方法をとっているのだ。

例えば「突発性難聴」という本人にとってはありがたくない症状も、嫌な情報を耳に入れたくないという防衛機制であることが多い。

全ての行動には、本人が意図しない肯定的な意図が含まれているのだ。

 

④行動は、「その人自身」ではない。
人を受け入れ、行動を変化させる。

いわゆる「罪を憎んで、人を憎まず」ということだ。

確かにその行動には問題があるかもしれないが、その行動がその人の全てを象徴しているわけではない。

本人は自分にとって最善の方法をとっているだけなのかもしれない。

 

⑤最も柔軟(フレキシブル)な思考や行動をとることができる人が、システムをコントロールすることができる。
これを「必須多様性」の法則という。

「複雑な環境に対応することができるシステムとは、それと同じだけ複雑なシステムである」複雑系に関する先駆的な研究者、ウィリアム・ロス・アシュビー(William Ross Ashby)の言葉で、
これを、特にアシュビーの法則(必要多様性の法則 / Low of Requisite Variety)と言う。

複雑な問題の解決策には、柔軟な思考を持って対応することが求められる。

人間も複雑なシステムである、社会や企業もより複雑なコミュニケーションシステムを構築している。

複雑なシステムに対応するには、より柔軟な態度で対応しなければ、そのシステム全体をコントロールすることはできない。

だから我々は常に柔軟な態度が求められるのだ。

 

⑥行動と変化は、状況(コンテクスト)とエコロジー(周囲とのバランス)の観点から判断(評価)されるもの。

状況が変われば、求められる行動や変化は変わる。

例えば、戦争中優れた狙撃手であっても、戦争が終わって平和になればその技術は必要ではなくなってしまう。

常に周囲の状況とのバランスの中で我々の価値は変わっていくのだ。

 

⑦人は、成功して自分が望んでいるアウトカムを達成するために必要なリソースを
すべて持ち合わせている。
リソース(能力、資源、スキル)を持たない人はいない、リソースの足りない状態があるだけ。

もしあなたが何か目標を設定したとしよう。

あなたはそれを設定した時点で、それを手に入れるリソース(能力、資源)をあなたのうちに秘めているのだ。

あとはそれを引き出し、磨くだけでいい。

もしくは足りないリソースを手に入ればいいだけだ。

多くの人がそのことに気がついていないか、まだそのリソースが自分にはないと蓋をしているかのどちらかだ。

つまり人間は、「いつでも」「どんな」目標でも立てることができる。

 

⑧相手からの抵抗は、信頼関係(ラポール)が不足している証拠。

あなたの部下や子供があなたの言うことを聞かないということは、信頼関係(ラポール)が不足しているのだ。

逆にラポール(信頼関係)が築けていれば、相手はあなたの影響を無条件で受け入れる。

NLPのスキルが発揮できない時、全てがこのラポール不足に尽きる。

 

⑨相手の反応が、あなたのコミュニケーションの成果である。

相手がもし、あなたの一言で怒ったとしたら、それはあなたのコミュニケーションの方法に何か問題があったということだ。

重要なのは、あなたが相手に「何を伝えたか」ということより、相手に「何が伝わったか」ということだ。

 

⑩精神と身体は一つのシステム。心と身体は相互に作用し、影響を与え合っている。
一方に影響を与えずに、もう一方を変えることはできない。
考え方が変われば身体(行動)も変わる。行動が変われば考えや表情も変わる。

「こころ」と「身体」は一つのユニットであり、切り離して考えるものではない。

体に不調が出たということは、「こころ」にも何か不調が出ているかもしれない。

「こころ」が落ち込んでいるときに、体の免疫システムが低下するように、我々は「こころ」と「身体」が一体となったシステムなのである。

 

⑪地図(マップ)は領土(テリトリー)ではない。
「事実」と「そこから作られた一人一人が真実と思っているものは」異なる。
我々はそれぞれ別々の辞書を持っている。だから同じ言葉であっても、異なる意味を表すことがある。

人それぞれ認知の方法は違う。

それぞれ別の体験をし、別の価値観を持ち、別の世界観を持っている。

だから、その人が語っていることと、実際の事実は必ずしも合致しない。

事実の一部を切り取って語っているに過ぎない。

地図が実際の風景ではないように、その人の話も全ての事象を表しているわけではない。

その人のフィルターを通して、限りなくシンプルに記号化された断片を語っているに過ぎない。

そして、あなたはその話をあなたのフィルターを通して、あなたのやり方で「こころ」の中に再構築している。

つまり、相手の実際の体験を、あなたが体験することはできない。

それを念頭に、相手の話を聞くことが必要だ。

 

⑫自分の心や精神を管理しているのは自分、よってその結果も自分の責任である。

人生は選択の連続だ。

そこに至っているのは、あなたの選択の結果だ。

どんな結末になったとしても、それはあなた自身の問題だ。

なぜなら、あなたの人生はあなた自身のものだから、結局は誰も取って代わることはできないのだ。

どんなに人のせいにしても、結局責任を取るのはあなたしかいない。

 

⑬失敗はない、フィードバックがあるだけ。

エジソンは言った。「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」

またスティーブ・ジョブスはこう語った「成功と失敗の一番の違いは途中で諦めるかどうか」

NLPにも失敗はない。

それは、うまくいかなかった方法を見つけたに過ぎない。

そして、次にどうすればいいかというヒントにもなる。

これは屁理屈ではない、成功するための重要なプロセスだ。

 

⑭すべての過程(プロセス)は、選択肢を広げるようにしよう。

人生のあらゆる局面で、選択肢を広げるように常に考えられるだけの方法を考える。

成功への道は一つとは限らない。

何かで道を塞がれたら、他の道を進めばいいのだ。

 

⑮全ての過程(プロセス)は、自分の世界を広げるためにある。

人生のあらゆる局面で、自分の世界観を広げるように思考や行動をデザインする。

キッチキチに詰まった状態では身動きが取れない。

常に世界を広げていくことで、思考は拡大していく。

 

⑯誰かにできることは、誰にでもできる。あとはそのやり方を知り、行動するだけ。

他人にできることは自分にもできる。
天才と言われた人でも、その人のやり方や学習方法を真似ればその人に近づくことができる。
つまりNLPでは、誰かがやったことなら、そのやり方を理解して真似れば同じことができると考えている。
そもそも、NLP自体が3人の天才療法家(フリッツパールズ、バージニアサティア、ミルトンエリクソン)をモデリングして体系化し、誰にでも実践できるようにデザインされたものだからだ。

 

⑰問題や制限はチャンスである。

問題やピンチはその人が次のステップに行く、大きく飛躍するチャンスだと考える。
様々な偉大な発明は世の中の問題点を解決するために考えられたし、みんなの困ったことを解決することで大きなビジネスが生まれた。
同じように、何か問題があるということは、新たな能力を引き出したり身につけるための大きなチャンスなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

-②最強の実践心理学NLP(神経言語プログラミング)の秘密
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