③ 傲慢な「意識」と働き者の「無意識」...失敗と成功のカギを握る相関関係

2017/12/21

「意識」と「無意識」について、あなたはどれぐらい意識をしているだろうか?

私たちは「意識」的な生き物なのだろうか?

それとも「無意識」的な生き物なのだろうか?

例えば私たちが生まれた時、どれほど「意識」的だったのだろうか?

生まれたばかりの子供はほとんどが、生存本能に支えられた「無意識」的な世界であるように見える。

しかし、彼らはある段階から「意識」的に行動をする。

成長とともに「意識」は少しづつその世界を広げていき、「無意識」の領域を少しづつ開拓していく。

そして、やがて自分の世界をすべて征服し、支配しているような思い違いをする。

それは我々「人類」が、この地球を全て支配しているかのように振る舞いっていることにも似ている。

深い海の底のことや、地殻変動による地震、我々にはまだ知っているようで知らないことがたくさんあるが、知っているということでそれを征服したような気持ちになる。

それらは永久に全てをコントロールすることはできないにもかかわらず、未知という領域を克服したという安堵を手に入れる。

ところが我々は常に今「意識」していること以外は、すべて「無意識」なのだ。

よく、「意識」と「無意識」の関係は、海に浮かぶ氷山に例えられる。

海面に現れている部分が「意識」だとすると、その下にあるほとんどの部分が「無意識」だ。

NLP(神経言語プログラミング)はこの「無意識」の部分を大切に扱う。

多くの人はその使い方を知らない。

なぜなら、学校や会社、親、誰も教えてくれないから。

「意識」と「無意識」はよく氷山に例えられる。 水面に出ている部分が「意識」でそのほとんどは水面下の「無意識」の部分だ。

「意識」と「無意識」はよく氷山に例えられる。
水面に出ている部分が「意識」でそのほとんどは水面下の「無意識」の部分だ。

 

 

私たちは、あまりにも多くのことを「無意識」的に行っている。

私たちが寝ている間も脳のある部分は休まず働き、生命を維持するための神経細胞と連携をとって働いているその活動の全ては「無意識」の領域だ。

例えば、マジシャンは人間の「意識」を引きつけることで、トリックを成立させる。「こころ」の仕組みを最も早く実践的に利用したのは、心理学者ではないマジシャンだ。

彼らは早くから人間の「意識」がいかに不完全かということを利用してきた。

私たちが「意識」的に生きているという「思い込み」を利用するのだ。

「意識」は「言語的」かつ「論理的」だとも言える。

ここでいう「言語」とは、「言葉」「映像」「臭い」「感覚」「味」「音」五感に基づく感覚すべてを指す。

私たちはそれらの「言語」を使って「思考」し「意味付け」する。

ところが、「意識」はあまりに多くのことを知らない。

例えば「感情」・・・我々は「意識」して「感情」をコントロールすることはできない。

「感情」の多くは「無意識」の領域で生まれ、「意識」に影響を与える。

あるいは「記憶」・・・必要のないときは「無意識」の領域に保存され、必要な時にだけアクセスされる。

そして「身体」に関わることもその多くは「無意識」的だ。

「意識」は指を動かす指令を出すことはできても、どのように動かすかは知らない。

「意識」は心臓の動かし方や体温の調整の仕方を知らない。

生命の維持をするための身体の働きは、すべて「無意識」的だ。

「無意識」はマルチタスクで全能に近いのに、「意識」がコントロールできていることはなんと小さな領域なのだろうかと思う。

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例えば、スポーツ選手が陥る罠は、「意識」的に体をコントロールしようとした時に訪れる。

「意識」は筋肉の動かし方や、身体のコントロールの仕方を知らないくせに、さも自分が支配者であるかのように傲慢に「無意識」に間違った命令を下すのだ。

何かひらめいたりクリエイティブな発想が生まれるのも、脳の「無意識」な領域の働きだ。

実は私たちが「意識」していると思っていることも、まずは「無意識」の領域が最初に反応し、その後に「意識」にあがってくると言われている。

そして、「無意識」は、つねに最高のパフォーマンスを行えるように、最善を尽くしてくれているのだ。

こう書くと「無意識」がパーフェクトなようだが、もちろん「無意識」にも弱点がある。

「無意識」は複雑な「言葉」を理解することができない ・・・例えば「否定語」。

有名な話だが「汚さないでください」という張り紙を貼ったトイレより、「キレイに使ってくれてありがとう」と書かれた方が効果的だ。

なぜならば、「汚さない」という「否定語」は「無意識」にとっては「汚す」と同義語なのだ。

つまり「汚さないでください」という言葉は「無意識」にとって「汚す」という命令を与えることに他ならない。

「無意識」は「汚す」というイメージなしに「汚さない」という「言葉」を理解することができないのだ。

「ピンクの像を想像しないでください」と言われたら、誰しもが「ピンクの像」を真っ先にイメージしてしまうはずだ。

 

「無意識」は常に全力であなたの人生を支えようと努力している。

そのためには、正しいイメージを入力してあげることが必要なのだ。

あなたの目標を明確にインプットすることができれば、「無意識」はそれに向けて全力で答えをだそうとするのだ。

脳の処理速度は、毎秒A4サイズ30枚分の情報を検索する能力があると言われている。

「寝て起きたらいいアイデアが浮かんだ」とか、「シャワーを浴びていたら問題の解決方法が見つかった」などという体験を誰しもしたことがあるだろう。

私の知り合いのアーティストは、釣りをしているといい曲が浮かんでくるらしいw

クリエイティブなものの多くが、「無意識」が創り出した結果だ。

フランスの薬剤師、エミール・クーエは、「意識」と「無意識」を「意思」と「想像力」という言葉に置き換えて、「4大原則」を提唱した。

(1)意思と想像力が反目する場合、勝つのはつねに想像力の方で、例外はありえない。
(2)意思と想像力が相争う場合、想像力の力は、意志の力の2乗に正比例する。
(3)意思と想像力が同調している場合、そこから生ずるパワーは、両者の和によってでなく、積によってはかられる。
(4)想像力は誘導可能である。

つまり「意識」が一生懸命努力をしても、「無意識」がそれに対してネガティブなイメージを持っていたら、必ず「無意識」が持つイメージに引き寄せられる。

NLPは成功者をモデリングすることで、どのようにして「無意識」の力を利用するかということを体系づけた学問でもあるのだ。

「目標達成」のための近道は、「意識」と「無意識」の力の方向性を合致させることが重要だ。

「無意識」の力無くして「成功」はありえないのだ!

 

-②最強の実践心理学NLP(神経言語プログラミング)の秘密
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