部下を操る「魔法の言葉」その③ その判断は「誰」基準?「何」基準?

こんな人はあなたの組織にいないだろうか?

他人の意見になかなか耳を貸さない「頑固な人」。

常に「自分基準」で物事を考える迷惑な人。

なんでも自分の判断で突き進んでしまう人。

 

それとは真逆に、人の意見に流されやすい人。

外の評判や、社内での評価ばかりきにする人。

周りの反応で、自分の意見をコロコロ変える人。

ノルマや数字ばかりきにする人。

「食べログ」の評価点でしか、お店の良し悪しがわからない人。

 

どちらも厄介。

 

判断基準

一体何を基準に判断しているんだ!?

 

物事を判断するときに、どのようにその人が判断しているか?

何を基準にその人が判断しているか?

この違いが、「外側」からの情報を必要とする人と、自分の「内側」で判断する人の二つのタイプに別れる。

最終的な判断を、自分の直感や納得度で判断する人を「内的基準」

その一方「数字」「評判」「エビデンス」など判断するときに客観的な情報を必要とする人を「外的基準」という。

 

●内的基準型

自分の内部にある基準に基づいて、自ら判断を下す。

周囲の意見や情報は自分にとっての判断材料のひとつとして捉え、最終的な判断は自分で行う。

●外的基準型

物事を判断するためには、外部からの情報を必要とする。

周囲の意見を尊重して、その判断に従うことで安心する。

自分の中の価値観や感覚で判断するのが「内的基準型」、判断をするときに外からの情報を必要とするのが「外的基準型」。

「内的基準型」の人も外からの情報も収集するが、最後に判断するのが自分の内側にあるか、外部の情報に頼るかというポイントに違いがある。

例えば仕事の売り上げや会社の評価を第一に気にするのが「外的基準型」で、自分の満足度ややりがいを重視して仕事をするのが「内的基準型」だ。

 

【対策】

●内的基準型

このタイプの人は、人の意見をなかなか素直に受け入れない。

「命令口調」で物事を伝えるのは逆効果になることもあるのだ。

「君の判断に任せるけど~」「君次第なんだが~」「君はどう思うかな~」「じっくり考えてもらっていいんだけど」「どうしたらこれが受け入れられるか考えてもらえるかな」など、自分の判断が最終決定となるような話し方をつけるだけで、こちらの意思を受け入れやすくなる。

「最終的に判断するのは君だけど、A社のプランも検討する価値があるんじゃないだろうか?」と言うほうが、「A社のプランも検討するべきだ」と、言うよりも格段に効果がある。

 

●外的基準型

このタイプの人は、物事の判断を外部に委ねることで安心する。

「社長の考えでは」「本に書いてあったんだけど」「テレビで言ってたけど」「アンケートによると」「参考資料によると」「みんなも言ってたけど」など外側からの情報を付け足すだけで、安心して判断することができる。

そして「外的基準型」の部下はいちいち上司にフィードバックを求めてくる。

「これでいかがでしょうか?」

「こんな感じで進めてもいいでしょか?」

「他の方はどのように進めているのでしょうか?」

「内的基準型」の上司は、いちいちフィードバックすることを好まないが、

「君が勝手に進めていいよ」と言われると「外的基準型」の部下は混乱してしまう。

「それでいいよ」

「問題ないよ」

このように簡単なフィードバックをするだけで、「外的基準型」の部下は安心して仕事を進めることができる。

 

部下や上司が「外的基準」か「内的基準」かを理解するだけで、コミュニケーションのレベルは格段に上がるのだ。

-④ビジネスに使える、優れたリーダーのための人心掌握術
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